よくわからない話

最近よく貸本屋にマンガを借りに行く。昨日、あるマンガ全11巻のうち4巻まで借りて、今日は5巻から11巻借りに行った。ちなみに1巻につき2泊3日で60円だ。

 
マンガなどの続きモノって、カゴに入れるとき私は特に巻数を数えたりしない。完結巻まで借りるとなると、なおさら数えない。言われた通りに支払うだけだ。そして5巻から11巻ってすぐに何巻借りるのかって認識できない。多くの人がそうだと私は信じる。1巻60円だから今日は400円くらいかなと考えるでもなくフラフラとレジに立ってしまった。
 
店員が1冊ずつバーコードを読んでいき、「388円です」と言った。あれなんか安くないかと思い店員の顔を伺うと、自信に満ちた顔を見た。安くないのだ気のせいなのだと私は財布から500円を差し出す。しかしすかさず、いやこれはおかしい私は騙されないぞあなたがおつりの勘定をしている間に冊数を数えてやると思ってビニール袋に入れられたマンガをちらっと、しかし確実に数えてやはり7冊にみえる。やっぱり6冊分の会計しかしていないようだ。私に数えられた後とも知らず、店員はおつりの112円を寄越してきた。しかし私は何も言わずそれを受け取りレジを離れた。
 
その後、レジから離れた場所で、まずレシートを見て10巻の表示がないことを確認し、そしてマンガをビニール袋から出して、袋の中にはマンガが7冊であること、つまり10巻がちゃんと存在していることをも確認し、再びレジに並んだ。そこで10巻が漏れていることを告げ、すこしややこしい、時間のかかる手続きを経てようやく店を出た。時間の無駄をしたなあと思いながら帰路についた。
 
始めのレジで、私は7冊なのを確認したときに、どうしてそれをしてきしなかったのか。これは難しい問題だが、おそらく、私が「7冊だと思うんですが」と言って、店員さんと一緒に冊数を確認して本当に6冊だった時に「やっぱり6冊ですよ」って言われるのが恥ずかしかったのだと思う。私という人間の弱さがモロに出た。